事例紹介
お庭・造園
竹垣
竹垣には外部から見えなくするための遮蔽垣(しゃへいがき)といい、主に敷地の外囲い、また内部の浴室等の目隠しや景観を必要とする場所に使われる建仁寺垣や鉄砲垣に御簾垣。また竹垣の間が空いていて透けて見える仕切りに、背景を重視する四つ目垣に金閣寺垣と他様々な場所に竹垣は使われます。自然の素材特有の風合いがあり、使う場所により様々なデザイン的な美しさのバリエーションで仕上げられるので、和風洋風のどちらの雰囲気にも合わす事ができます。
天然竹垣はその名の通り天然の竹を使用します。
①天然の竹垣は手触り、色味も本物ならではの風情が楽しめます。
②天然のたけは、年々風化し割れや腐れが生じますが、風化する様も天然ならではの美しさがあります。
竹垣は日本らしい雰囲気をかもし出す素材で日本庭園ではなくても活用例はたくさんあります
①自宅の玄関の袖垣やお庭などで和モダンな創作をすることで、四季の移り変わりを楽しめます。
②隣の家の境界を目隠しとして区切ることで、風合いを保ちトラブルを防止することができます。
竹垣の寿命とメンテナンスは?
①竹垣の寿命は設置場所や環境によって異なりますが、大体10年ぐらいが目安です。
環境がよければ20年以上美しく保つこともあります。
②竹は天然素材なため、汚れやカビなどで腐りやすい素材です。定期的な掃除や、防腐剤、防蟻剤などを使用し、虫を寄せ付けないようにしましょう。
竹垣は日本の伝統的な美しさを、お庭や敷地内に取り入れれば素晴らしい選択肢の一つになると思います。
天然の竹の利用方法は他にも、蹲(つくばい)、袖垣、結界などお庭の環境に合わせて創作することができます。
竹垣の種類は?
①御簾垣
細い竹を1本ずつ横に積み上げて表裏から縦に竹を挟んで止める竹垣を言います。
構造がシンプルなので状況に合わせてオリジナルなデザインで仕上げる事ができろ風通しの良い竹垣です。
御簾垣施工前
御簾垣作業
御簾垣施工後
御簾垣施工前
御簾垣作業
御簾垣作業
御簾垣施工後
②鉄砲垣
縦に1列並べてシュロ縄で編んだ竹垣を言います。
竹の太さのバランスでいろいろなバリエーションが生まれ和風の庭で自然な風合いを創作できます。
鉄砲垣施工前
鉄砲垣作業
鉄砲垣施工後
四つ割り竹を垂直に隙間なく並べて、竹の押縁を水平に取り付けシュロ縄で結んだ竹垣を言います。
イメージは和風の庭や日本庭園ですが、美しい見た目と風合いから一般のお庭の目隠しや木々を植える背景の一環として使用されたりもします。
施工前
作業
作業
施工後
蹲(つくばい)
蹲(つくばい)
袖垣
袖垣
結界・金閣寺垣
結界・金閣寺垣